
友人・知人金銭トラブルの相談内容
知り合いにお金を借りました。3回ほどお金を返しましたが、仕事がなくなって返せないでいます。毎月の支払いが厳しいです。
今月末までに一括で返さないと訴訟を起こすと言われています。1週間待ってくれると言われましたが、もう無理で一括ではかえせません。どうしたらよろしいでしょうか。
※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。
解決方法の提案
お金を借りた知り合いに対し現在の状況を正直に伝え、返済方法について再度話し合う機会を設けてもらいましょう。お金を借りた際の契約内容を確認し、専門家への相談も検討してください。
対処法とアドバイス
まずは落ち着いて、一つずつ状況を整理していきましょう。以下では、本件の解決に向けた具体的な解決方法を解説します。
(1) 貸主(知り合い)との話し合いを試みる
貸主が「訴訟を起こす」と言っているとのことですが、感情的になるのを避け、誠実な態度で現在の状況を説明しましょう。連絡を絶ってしまうと、かえって相手を怒らせてしまう可能性があります。現在の仕事がないこと、しかし返済の意思はあることを具体的に伝え、「分割での返済は可能か」「もう少し待ってもらえないか」といった提案をしてみましょう。可能であれば、今後の返済計画を立てて相手に伝えることで、あなたの返済に対する真剣な気持ちを伝えることができます。
(2) 借用書や契約内容を確認する
お金を借りた際に借用書や何らかの契約書を交わしたのであれば、内容をもう一度よく確認してください。そこには返済期日や利息、遅延損害金、一括返済についての取り決めなどが記載されているはずです。契約内容に沿った返済が難しいことを貸主に伝える際の根拠にもなりますし、後で専門家に相談する際にも重要な情報となります。
(3) 専門機関に相談する
個人間の借金問題は、法律や専門的な知識が必要になるケースも多いです。主な相談機関を紹介しますので、相談を検討してみてください。
① 法テラス(日本司法支援センター)
収入や資産が一定額以下の場合、無料で弁護士や司法書士に法律相談ができます。今後の具体的な対処法についてアドバイスをもらえるだけでなく、交渉の代理や裁判費用の立て替え制度も利用できる可能性があります。
② 各都道府県の弁護士会
弁護士による無料の法律相談を実施している場合があります。債務整理に関する相談も受け付けていることが多いです。
③ 市役所・区役所
無料の法律相談窓口を設けていることがあります。まずは地元の役所で相談できる場所がないか確認してみるのも良いでしょう。
これらの専門家に相談することで、現在の状況を法的な観点から整理でき、貸主との話し合いの進め方や、万が一訴訟になった場合の対応について、具体的なアドバイスを得られます。
焦らず、一歩ずつ進めていくことが大切です。まずは貸主との冷静な話し合いを試み、その上で専門家への相談を検討してください。一人で抱え込まず、プロの力を借りることで、解決への道が開けるはずです。

10,000件
以上の実績