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【相談事例】先輩に一括返済を求められているが払えない

職場金銭トラブルの相談内容

先輩から200万円の借入があります。一括返済を求められているが支払いができません。
払えないと言ったら、怒って自分の実家にも取り立てに行っています。

母親も怖がっています。何とかできないでしょうか。

※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。

解決方法の提案

先輩の行為は違法性が高いため、自分で交渉するのはやめて弁護士に交渉を依頼しましょう。場合によっては警察へ相談することも必要です。

対処法とアドバイス

先輩があなたの実家に取り立てに行く行為は、法律に違反している可能性が高いです。
個人間の貸し借りの場合、原則として貸金業法は適用されません。しかし、社会通念上不適切な取り立ては、貸金業法の精神に反する行為とみなされることがあります。

特に、「債務者以外の者に対し、債務の弁済を要求すること」は、貸金業法第21条第1項の「取立て行為の規制」で明確に禁止されており、個人間の貸し借りでもこの条項に抵触する可能性が高いです。

ご相談のケースでは、あなたが住んでいない実家にまで押しかけ、あなたの母親に返済を迫っているため、この条項に抵触する可能性が非常に高いです。

以下では、本件の解決に向けた具体的な解決方法を解説します。

(1) 先輩との直接交渉の停止

これ以上先輩とやり取りを継続すると、あなたの身に危険が及ぶ可能性がありますので、直接交渉をやめましょう。そして、実家への取り立てをやめるよう、内容証明郵便で通知することを検討しましょう。

内容証明には、「今後、実家やあなたの関係者への連絡・訪問を一切やめること」「これ以上の取り立て行為は不法行為であり、法的措置を検討する」といった強い意思を記載することが重要です。

(2) 弁護士への相談

先輩との直接交渉をやめ、すみやかに弁護士に相談してください。弁護士が間に入ることで、不当な取立て行為をやめる可能性が高まります。

弁護士費用が心配な場合は、法テラスの利用を検討しましょう。収入等の条件を満たせば、無料で法律相談ができたり、弁護士費用を立て替えてくれたりする制度があります。

(3) 警察への相談

もし先輩の行為がエスカレートし、「脅迫」「強要」「住居侵入」などの刑法に触れるような行為があれば、すぐに警察に相談してください。

先輩から来たLINEのメッセージや、先輩との通話履歴、先輩が実家に来た日時などを証拠としてできるだけ詳細に残しておくことが重要です。

(4) 債務整理の検討

200万円という借金が負担となり、返済が困難な状況であれば、債務整理も視野に入れるべきです。債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の3つの方法がありますが、ご相談のケースでは任意整理か自己破産を検討すると良いでしょう。

任意整理は、弁護士が先輩と直接交渉し、利息のカットや長期分割払いの合意を行う手続きです。個人間の借金のため、相手が交渉に応じない可能性もありますが、まずは相談してみる価値はあるでしょう。

収入がなくどうしても返済が不可能な場合は、自己破産という選択肢もあります。自己破産は、裁判所を通して借金を免責してもらう手続きです。ただし、20万円以上の価値を有する家や車などを所有している場合、換価処分されてしまうため注意が必要です。

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東京弁護士会所属
田島 聡泰 (たじま あきひろ)
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