
友人・知人金銭トラブルの相談内容
2021年に個人で100万円を借り、すでに返済を完了しました。しかし、相手から追加で240万円の利息を請求され、困っています。さらに、私だけでなく妻にも支払いを求められています。
相手は、白紙の借用書に金額を記入し、それを証拠として主張しています。
借入時には返済が遅れたことがあり、小規模訴訟を起こされ、裁判所から40万円の支払い命令が出ました。この金額については遅れながらも支払いを済ませています。それ以降、新たな借入は一切していません。
それにもかかわらず、相手は訴訟にかかった費用や損害金の名目で240万円を請求してきています。このような場合、どのように対応すればよいでしょうか?
アドバイスをいただけますと幸いです。
※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。
解決方法の提案
過去の返済記録や裁判所の判決書を整理し、240万円の請求に法的根拠がないことを文書で異議申し立てしましょう。交渉が難航する場合は、専門家の支援を受けて法的手続きを検討してください。
対処法とアドバイス
まず、過去の融資に関する契約書、返済記録、裁判所の判決書、メールやLINEの連絡履歴など、すべての証拠を集めて整理・保管しましょう。そして100万円の融資については返済が完了していること、裁判所から40万円の支払い命令も履行済みであることを証明する必要があります。
次に、相手方からの240万円の追加請求について、法的な根拠が不明瞭である旨を文書で正式に通知し、異議を申し立てましょう。この際、妻に対する請求が不当である点も併せて主張してください。
それでも相手が引き下がらない場合は弁護士に依頼して追加請求の法的正当性を検証する、代理人として和解交渉を任せるなど、法的手続きを視野に入れて対処することをお勧めします。

10,000件
以上の実績

弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。