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【相談事例】息子の借金を貸主から母親の私に請求された

子どもの金銭トラブルの相談内容

19歳の息子が友人からお金を借りていたことがわかりました。

5パーセントの利息込みで総額15万を返してくれと母である私に請求されました。息子が滞納していたために払えなかった貸主自身の借金の利息も払えと要求されました。

貸主の別の借金のローンは関係ないので、払う義務はないと思いますが、どうなのでしょうか。

貸主の記録に基づき、元金と合意した利息を払うこと、完済証明を書いてもらうこと、貸主の別の借金の利息は払わないという主張をするつもりですが、それでよいでしょうか。

ご助言いただけますと幸いです。

※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。

解決方法の提案

そのご主張で問題ないと考えられます。なお、息子さんが未成年時に借金した場合は、契約を取り消すことも可能です。

対処法とアドバイス

貸主自身の借金は、貸主の責任において返済する義務がありますので、息子さんが滞納したために返済できなかったとしても、息子さんやあなたが支払う義務はありません。したがって、息子さんが貸主から借りた元金と利息を支払えば足ります。

ただし、完済証明書については、貸主が書いてくれればよいですが、強制はできません。そのため、貸主との交渉時に返済額と返済方法を確認し合い、「準消費貸借契約書」を交わすことも検討してみましょう。

なお、息子さんが未成年時に親権者の同意なく借金をした場合は、契約を取り消すことが可能です。

取り消し後は受け取ったお金を返還する義務(原状回復義務)を負いますが、未成年者の場合は、「現に利益を受けている限度」で返還すればよいとされています。つまり、手元に残っている金額のみを返還すればよいということです。

穏便に解決したい場合は、あえて取り消さずに肩代わりして返済してあげるのもよいでしょう。もし、相手がこちらの提案に納得せず、裁判を起こされた場合や、息子さんに対して暴行や脅迫が及ぶおそれがあるときは、すぐ弁護士へご相談ください。

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シン・イストワール法律事務所
東京弁護士会所属
田島 聡泰 (たじま あきひろ)
解決件数
10,000
以上の実績
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解説の執筆者かつ9312

弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。