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【相談事例】娘の借金を肩代わりしたが完済していないと言われた

子どもの金銭トラブルの相談内容

娘(18歳)が数年前に友達から借りたというお金を私(母)が返済をしてます。
今月に入り、今の段階で200万近くの返済をしました。

借用書があるわけでもなく、ただ借りたものだから返さないとという娘の言葉を信じ、これで終わるならと払ったのですが、娘の友達はまだ全額返済になってないとまた更なる要求をしてきています。

以下のような状況ですが、親としてどのように対処したら良いのか、ご回答頂けたら幸いです。
〇友達同士の貸借
〇借用書等がない場合

※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。

解決方法の提案

娘さんは未成年者として借金をしているので、金銭消費貸借契約を取り消すことができます。契約を取り消せば、手元に残っているお金だけを返せば済みます。相手からの支払い要求が止まらない場合は、弁護士への依頼をおすすめします。

対処法とアドバイス

18歳の娘さんが数年前に借金をしたということは、未成年者が金銭消費貸借契約をしたことになります。未成年者が親の同意なく結んだ契約は取り消せます。

契約を取り消せば、受け取ったお金は全額返済しなければならないのが原則ですが、未成年者の場合は現存利益、つまり手元に残っているお金だけを返せばよいとされています。そうすると、返すべき金額は既に完済している可能性が高いと考えられます。

現存利益を返還しても相手からの支払い要求が止まらない場合には、債務不存在確認訴訟を起こすという方法もあります。この訴訟で勝訴すれば、支払い義務がないという判決が確定します。

なお、弁護士に依頼して、相手に対して不当な要求をやめるように警告してもらえば、訴訟を起こさなくても解決できる可能性が高いです。親としては、相手の要求どおりにお金を支払い続けるのではなく、娘さんに弁護士への相談をすすめるのがよいでしょう。

個人間融資の借金・不当請求をすぐに解決!
シン・イストワール法律事務所
東京弁護士会所属
田島 聡泰 (たじま あきひろ)
解決件数
10,000
以上の実績
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解説の執筆者かつ9312

弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。