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【相談事例】ひととき融資掲示板で会った人に借用書を書かされて厳しい請求を受けています

ひととき融資金銭トラブルの相談内容

個人間融資掲示板にひととき融資の書き込みをして1人の男性にお金を20万借りました。その条件としてお金貸す時と返す時にエッチをすると言う内容です。

完済は30万で毎月5万ずつの返済です。借用書を手書きで書かされて、それは相手しか持っていません。

相手の男性は一般の人で金融業の登録だとかは一切してない人です。

今回のご相談は、お金借りる時に前の働いてた職場の情報を言ってしまいました。

1回目の返済のときにはすでに仕事は辞めていましたが、相手方が私の前の職場にお電話をしてそこで働いてないって言うのが分かって、連絡が来て被害届を出すと言われてしまいました。

今月から新しい職場に働き出したのでそこの仕事のシフトや会社の情報はお伝えしました。

色々支払いが重なり当初のお約束より1ヶ月遅れの返済で来月の10日からお支払いしていきたいって言うことをお伝えたのでですが、それに一切応じてくれません。

新しい会社にも連絡してくると思います。どうしたらいいでしょうか。

※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。

解決方法の提案

そもそも今回のようなひととき融資によるお金の受け渡しに対しては返済義務はありません。

取り立てがエスカレートするなら警察に相談するのもひとつの方法ですが、個人間の問題として片付けられるケースもあります。

職場に知られずに迅速に解決したいなら、弁護士への依頼をおすすめします。

対処法とアドバイス

性的関係を結ぶことを条件としてお金を借りた場合、金銭消費貸借契約は公序良俗違反のため無効です。受け取ったお金は不法原因給付に当たるので、貸主には法律上の返還請求権が認められません。したがって、あなたはそもそもお金を返済する必要がありません。

なお、20万円の元金に対して10万円の利息を上乗せして要求する行為は、出資法違反という犯罪に該当しています。相手が金融業者のようにたくさんの貸付をしているなら、貸金業法違反にもあたります。

そのため、警察に相談するのもひとつの解決方法ではあります。

とはいえ、返済を拒否すると、相手が逆上して職場に連絡したり、その他にも嫌がらせをされるおそれがあるでしょう。内密に解決するためには、弁護士に対応を依頼するのがおすすめです。

弁護士は、相手に対して返済義務がないことと、出資法違反が成立していること、職場に連絡するなどの行為をすると新たに犯罪が成立することなどを説明し、不当な要求をやめるように警告してくれます。

相手は一般の人ということなので、弁護士が介入することで刑事告訴を恐れるはずです。弁護士に相談して最適な解決方法のアドバイスを受けることをおすすめします。

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シン・イストワール法律事務所
東京弁護士会所属
田島 聡泰 (たじま あきひろ)
解決件数
10,000
以上の実績
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解説の執筆者かつ9312

弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。