【相談事例】お金を借りた相手からの交際に応じずにいたら態度が豹変した

男女間金銭トラブルの相談内容

ある男性から好意を持たれ、今までは仲良くやり取りをしていました。

その男性はこちらに好意を持っている為、常に優しく、家具や食品などのプレゼントを送られて来る事がよくありました。

私もそれに、甘えて一度、生活費に困った時に40万円を貸して欲しいと頼み、お借りしました。相手は返済の事は考えなくていい、と優しい態度でした。

それからも時々、頼んでいない時も、生活費に当てて下さいと、相手から口座に3万円振り込まれたりしました。

しかし、私が一向に交際に応じず、ラインで思い通りの返答がなかったりすると、態度が豹変して、返済を要求してくる様になりました。

対応次第ではそれなりの対応をします、など脅しの様なラインも来るようになりました。男性からのラインが鳴るだけで手が震えて怖くなってしまう日々です。住所も知られていますし、とても怖いです。

この場合、40万円を返済します。という形でお返事すれば良いでしょうか？

私自身の非も分かっておりますので、何とか男性と縁を切りたいです。

※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。

解決方法の提案

法律上は「40万円を返済します」と返事するのが正しい対応です。もし、相手がそれ以上のことを執拗に要求してきた場合は、弁護士に対応を依頼した方がよいでしょう。

対処法とアドバイス

あなたが頼んで借りた40万円は、金銭消費貸借契約に基づき受け取ったお金なので、返す必要があります。しかし、相手が好意で送ってきたお金やプレゼントは贈与されたものなので、返す必要はありません。

したがって、相手に対しては「40万円を返済します」と返事するのが法律上の正しい対応です。しかし、相手は贈与したものまで返還を求めて、執拗に連絡してくる可能性もあるでしょう。

「それなりの対応をします」という程度の文言では法的に問題はありませんが、エスカレートするとストーカー被害などに発展するおそれもあります。

その場合には警察に相談することもできますが、民事の問題であるという理由で動いてくれないことも多いです。

相手の要求を止めるためには、弁護士への依頼がおすすめです。弁護士はあなたの代理人として相手との交渉役を全面的に引き受けてくれるので、あなたが相手と直接やりとりする必要はなくなります。

弁護士が相手に対して不当な要求をしないように警告した上で、40万円の支払い方法についても交渉してくれるでしょう。