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【相談事例】社用トラックをの修理費を後になって請求された

職場金銭トラブルの相談内容

仕事でトラックを運転中に破損させました。監督の状況確認を仰ぎ会社リースのトラックでしたので代替え車となりました。

会社側からの修理費の説明は無く、保険修理対処したかと思っていました。

現在は転職しておりますが、その前職場会社顧問氏から修理費は15万立て替えてあるからペナルティと利子含め49万払えときました。リース会社からの修理費請求書は見せてもらっておりません。

しかしこの一件、社会通年上不条理な強要と感じます。どのように話をもっていけばよろしいでしょう。何卒ご指導をお願いいたします。

※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。

解決方法の提案

あなたの過失でトラックを破損させた場合は、修理費の一部を負担しなければならない可能性はあります。しかし、会社からの請求は明らかに過大です。裁判を起こされるまで放置しても構いません。

対処法とアドバイス

従業員の過失で会社の備品を破損させた場合、理論上は会社に対して損害を賠償しなければなりません。

ただし、会社は従業員の活動によって利益を得ていることから、その活動から生じるリスクも負担すべきというのが法律の考え方です。これを「報償責任の法理」といいます。

裁判例の傾向としては、従業員が会社に賠償すべき金額は、実際の損害額の10%~25%程度に抑えられることが多いです。したがって、修理費が15万円だったとすれば、あなたが負担すべき金額は数万円程度に収まると考えられます。

その他にペナルティを課せられる理由はありませんし、利子(遅延損害金)を請求されたとしても年3%が上限です。

以上のことを会社に対して説明しても理解が得られない場合は、裁判を起こされるまで放置しても構いません。裁判では請求する側が正当な根拠を立証する必要があるので、過大な請求は認められないからです。

ただし、裁判を起こされた場合は放置せず、弁護士にご相談ください。

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シン・イストワール法律事務所
東京弁護士会所属
田島 聡泰 (たじま あきひろ)
解決件数
10,000
以上の実績
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解説の執筆者かつ9312

弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。