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【相談事例】元婚約者が別れた後に高額請求の支払いを求めてきます

男女間金銭トラブルの相談内容

元婚約者が別れた後に総額550万円の支払いを求めています。私の年収は700万円程度ですので、とてもすぐに返済できるものでもありませんが、相手はすぐの返済を求めています。

かなり追い込まれており平静を保つことが難しく、一度は自殺も考えましたが、命を捨てるわけにはいきません。

相手に対し一度は話し合いの場で支払い義務に納得の姿勢を見せてしまっていますが、全体を整理した上で減額できないかと考えています。

相手側が求めているのは、外科手術費用、体調不良になってからの医療費、引っ越し代・家具代、借りた金額、引越し費用、仕事を辞めた後の食費です。

相手側はこの金額が最低額だと主張しておりますが、私にそこまでの負担を強いられる謂れが本当にあるのかわかりません。

※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。

解決方法の提案

ある程度の金額を支払う必要はありますが、減額できる可能性は十分にあると考えられます。弁護士に依頼して交渉すれば、減額や分割払いでの和解が期待できます。

対処法とアドバイス

元婚約者が支払ってくれたお金のうち、借りたものは返さなければなりませんが、もらったものは返す必要がありません。

手術費用などの医療費や引っ越し費用、家具の購入費用、食費などについては、後で返す約束をしていなければ「もらった」ものに当たる可能性が高いと考えられます。したがって、返還すべき金額は相当程度、減額できるでしょう。

既に話し合いの上で支払い義務に納得の姿勢を見せたとしても、明確な金額を決めて支払いを約束してない限り、具体的な支払い義務は生じていません。仮に支払い義務が生じているとしても、錯誤などを理由に合意を取り消せる可能性もあります。

なお、法律では、支払いを請求する側がその根拠を主張・立証しなければならないというルールがあります。そのため、相手が裁判を起こすまで様子を見るという対応をとることも可能です。

早期に解決するためには、相手との交渉を弁護士に依頼することをおすすめします。弁護士は法律に基づき論理的に交渉してくれるので、相手も不当な要求はできなくなります。

個人間融資の借金・不当請求をすぐに解決!
シン・イストワール法律事務所
東京弁護士会所属
田島 聡泰 (たじま あきひろ)
解決件数
10,000
以上の実績
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解説の執筆者かつ9312

弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。