友人・知人金銭トラブルの相談内容
個人間で約300万を借りて返済出来ずにいるので、きちんと弁護士さんを立てて相手と話をしたいと思っています。
あと親名義の土地の権利書を取られていますが、取り返せますか?
※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。
解決方法の提案
土地権利書は取り返せる可能性が高いと考えられます。借金問題の解決と併せて、早めに弁護士に依頼した方がよいでしょう
対処法とアドバイス
親が保証人や物上保証人でなければ、土地権利書は取り返せます。物上保証人とは、土地などの物を担保として差し出し、その担保物件の価額の範囲内で返済義務を負う保証人のことです。
仮に親が相手と連帯保証契約や物上保証契約を結んだとしても、相手に脅されてやむを得ず合意したのであれば、強迫を理由として契約を取り消し、土地権利書を取り返すことが可能です。
ただし、土地権利書を取り返す権利があるとしても、相手に無断で持ち出したり、無理やり取り返したりする行為は違法です。話し合いの上で返してもらう必要があります。相手が返そうとしない場合は、弁護士を通じて返還を求めることをおすすめします。
なお、警察に盗難届を提出した上で、法務局で不正登記防止申出をすれば、その後3ヶ月間は土地の名義を勝手に変更されることを防げます。
借金問題については、債務整理も視野に入れて弁護士に依頼すれば、必ず解決できます。早めに弁護士にご相談の上、対応を任せた方がよいでしょう。
ぜひご相談ください!
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シン・イストワール法律事務所
東京弁護士会所属
田島 聡泰 (たじま あきひろ)
解決件数
10,000件
以上の実績
10,000件
以上の実績
解説の執筆者かつ9312
弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。