体で払えと言われたトラブルの相談内容
知人に総額30万借りて少額ですが少しずつ返済して現在は残金が18万ぐらいです。
この知人が私が留守時に勝手に家に入り込んだり、体で払えと要求をしてきます。また、車を勝手に引き上げられてしまいました。
しかも車に乗ったら罰金10万払えとか意味不明なルールを作って脅してきます。メールも毎日しつこく送ってきて参っています。
警察に相談したのですが、まずは借金返済しないダメだと取り合ってくれません。このような場合どうすればいいでしょうか。
※ 本人特定を避けるために一部内容を改変しています。
解決方法の提案
刑事告訴をすれば、警察を動かすことが可能です。ただし、確実に解決するためには、弁護士に依頼して相手に警告してもらうことをおすすめします。
対処法とアドバイス
まず、あなたの自宅に勝手に入る行為は住居侵入罪に該当します。体の関係を求めることや、車を引き揚げるといって脅す行為は、脅迫罪や強要罪、恐喝罪。毎日しつこくメールする行為はストーカー規制法違反に該当する可能性があります。
借金の形に車を引き揚げるという行為は、裁判をして勝訴しない限り、本来その権限はありません。もちろん、体で払えと言われても応じる必要はありません。
警察は多忙なので、借金に関連した相談内容は「民事の問題だ」という口実で動かないことが多いものです。
もしも刑事告訴が受理された場合、警察は捜査を開始しなければなりませんが、それでも、迅速に動いてもらえるとは限らないのが実情です。
そのような緊急の場合、弁護士への依頼をおすすめします。
弁護士は、あなたの代理人として全面的に相手との交渉に対応してくれます。
例えば、法律の観点から相手の行為の違法性を指摘して、不当な要求をやめるように交渉してくれるので、相手も刑事告訴を恐れて従う可能性が高いです。
また、弁護士を間に入れることで、個人間の借金問題は適切な解決が可能になります。借金を減額できたり、分割返済のルールを決めるなどして相手との和解交渉に対応してくれます。
解決後には知人があなたに一切接触してこないように取り決めまでおこなってくれますので、平穏な生活を取り戻すことができるでしょう。
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以上の実績
弁護士として約15年間にわたって借金問題、民事事件、刑事事件などを取り扱う。現在はライターとして法律関連記事の執筆活動をおこなう。